Bambu Lab の3Dプリンタが神過ぎるので布教

Bambu Lab の3Dプリンタが神過ぎるので布教

2024-10/17

今年の 6 月に Bambu Lab P1S という 3D プリンターを導入し、現在まで約 4 ヶ月程度使用しました。神プリンターだったので紹介します。反射しすぎ

Bambu Lab P1S Store

機能・仕様

  • 積層方式 密閉型
  • 造形サイズ 256mm × 256mm × 256mm
  • フィラメント自動供給
  • 高速印刷 (500mm/s)
  • 多色印刷 (~16色)
  • 遠隔印刷
  • 内蔵カメラによるモニタリング、タイムラプス機能
  • 停電時の自動復旧
  • フィラメント切れ時の再開機能

などなど盛りだくさん

この印刷速度をとくと見よ!!

小さいものですと一時間かからないです。例の船も 30 分弱で印刷できました。

それでいて造形がめちゃ綺麗。

船

印刷準備の自動化・遠隔印刷

このプリンターはレベリングや、フィラメント供給などの印刷準備もすべて自動でしてくれます。ほとんどメンテナンスフリーで運用できるので、設計に集中できます。

またクラウドや LAN 経由で印刷出来ます。出先で設計し、遠隔で印刷開始、帰宅したら完成している、なんてこともできちゃいます。

脱糞中のP1S

AMS

AMS をつけるとフィラメントを自動供給してくれます。防湿庫の役もしてくれますし、遠隔で使用したいフィラメントを選択できるので、単色印刷しかしない場合でもあると便利です。

また公式のフィラメントには RFID タグが付いており、素材を認識してくれます。素材の情報はスライス時に使われるそうです。

AMS

ソフトウエアが使いやすい

スライサーソフトにデバイスを管理する機能が統合されていて、スライスして造形開始ボタンを押すだけで印刷ができます。またスライス機能自体も直感的で使いやすいです。

スライサー - Bambu Studio

スライサー

このプリンターはカメラを内蔵していて、スライサーソフトやスマホアプリから確認できるので、印刷失敗におびえる必要がなく精神衛生的に良いです。遠隔停止もできます。

カメラのプレビュー

スマホアプリ - Bambu Handy

handy

付属品が豪華でテンションアゲ

フィラメントが 3 リールもついてきました(お試し用で 1/4 の量です)。予備のホットエンドもついてきました。さらに無線マウスキットも…

これはリールの抜け殻です。

spool

この殻(スプール)は再利用でき、詰め替え用フィラメントを買うと、スプール付きフィラメントより 600 円ほど安く買えます。

フィラメント交換

🤔 多色印刷

このプリンターはノズルが 1 つですので、多色印刷の際、色が完全に切り替わるまでフィラメントを捨てます。フィギュアなど、色が複雑に組み合わさっている物を印刷すると、色を切り替えまくるので、かなりもったいないことになります。

文字のような印刷中にあまり色が変化しない造形物であれば、全然問題ないです。

へら

上位機種との比較

さらに 10 万円課金すると X1 Carbon という上位機種が買えます。課金すると次の機能が追加されます。

  • 金属筐体
  • カラータッチモニター
  • カーボン強化フィラメントを使えるようになる
  • LiDAR センサによる 1 層目のチェック、レベリング
  • カメラの性能アップ 1080p 30fps に
  • AI が印刷失敗を検出し自動停止

個人的に課金してまで欲しい機能ではなかったので、P1S を選びました。

買うまで不安だったところ

  • LCD の操作パネルが使いやすいのか

    特段不便を感じることはありませんでした。そもそも、操作は PC から行うので、操作パネルに触る機会はほぼありません。むしろシャレオツなデザインで良き。

    panel

  • カメラのフレームレートが 0.5 fps な点

    個人的には正常に印刷出来ているか分かればいいので、問題ないです。

  • SD カードは付属するか

    32GB のマイクロ SD カードが付属していました。

  • 添い寝できるか

    出来ません。(個人差アリ)

  • 印刷中、常にネットワークに接続する必要があるかどうか

    印刷開始時に接続されていれば大丈夫でした。印刷データを送信すると、プリンター内の SD カードにダウンロードされ印刷されます。

追加で買ったもの (オススメ)

  • コンセント変換アダプタ (3P > 2P)

    付属の電源ケーブルのプラグは、アース付きの 3P プラグです。

  • 防振ゴム

    印刷中かなり振動します。

  • スムーズ PEI プレート

    造形物の底面がトゥルトゥルになります。スティックのりが不要です。(PLA の場合)

  • 乾燥剤(オゾ)

    AMS に入れる乾燥剤です。ゴリゴリ湿気を吸ってくれます。

注意点

  • AMS は紙製スプール非対応です。
  • TPU 等の柔らかいフィラメントも非対応です。AMS を使わず、外部から供給すれば使えます。
  • カーボン強化フィラメントは使えません。追課金が必要。

おわり

今までの 3D プリンターとは一線を画すようなプリンターだと思います。デザインや機能的に、もはや工作グッズではなく、家電に近いような印象を持ちました。

この機種は AMS 付きで 16 万弱ですが、他にも 7 万円弱で買えるものもあります。是非一家に一台どうでしょうか。(※ステマじゃないよ)

ご覧頂き有り難うございました。