Bambu Lab の3Dプリンタが神過ぎるので布教
今年の 6 月に Bambu Lab P1S という 3D プリンターを導入し、現在まで約 4 ヶ月程度使用しました。神プリンターだったので紹介します。反射しすぎ
機能・仕様
- 積層方式 密閉型
- 造形サイズ 256mm × 256mm × 256mm
- フィラメント自動供給
- 高速印刷 (500mm/s)
- 多色印刷 (~16色)
- 遠隔印刷
- 内蔵カメラによるモニタリング、タイムラプス機能
- 停電時の自動復旧
- フィラメント切れ時の再開機能
などなど盛りだくさん
この印刷速度をとくと見よ!!
小さいものですと一時間かからないです。例の船も 30 分弱で印刷できました。
それでいて造形がめちゃ綺麗。
印刷準備の自動化・遠隔印刷
このプリンターはレベリングや、フィラメント供給などの印刷準備もすべて自動でしてくれます。ほとんどメンテナンスフリーで運用できるので、設計に集中できます。
またクラウドや LAN 経由で印刷出来ます。出先で設計し、遠隔で印刷開始、帰宅したら完成している、なんてこともできちゃいます。
AMS
AMS をつけるとフィラメントを自動供給してくれます。防湿庫の役もしてくれますし、遠隔で使用したいフィラメントを選択できるので、単色印刷しかしない場合でもあると便利です。
また公式のフィラメントには RFID タグが付いており、素材を認識してくれます。素材の情報はスライス時に使われるそうです。
ソフトウエアが使いやすい
スライサーソフトにデバイスを管理する機能が統合されていて、スライスして造形開始ボタンを押すだけで印刷ができます。またスライス機能自体も直感的で使いやすいです。
このプリンターはカメラを内蔵していて、スライサーソフトやスマホアプリから確認できるので、印刷失敗におびえる必要がなく精神衛生的に良いです。遠隔停止もできます。
付属品が豪華でテンションアゲ
フィラメントが 3 リールもついてきました(お試し用で 1/4 の量です)。予備のホットエンドもついてきました。さらに無線マウスキットも…
これはリールの抜け殻です。
この殻(スプール)は再利用でき、詰め替え用フィラメントを買うと、スプール付きフィラメントより 600 円ほど安く買えます。
🤔 多色印刷
このプリンターはノズルが 1 つですので、多色印刷の際、色が完全に切り替わるまでフィラメントを捨てます。フィギュアなど、色が複雑に組み合わさっている物を印刷すると、色を切り替えまくるので、かなりもったいないことになります。
文字のような印刷中にあまり色が変化しない造形物であれば、全然問題ないです。
上位機種との比較
さらに 10 万円課金すると X1 Carbon という上位機種が買えます。課金すると次の機能が追加されます。
- 金属筐体
- カラータッチモニター
- カーボン強化フィラメントを使えるようになる
- LiDAR センサによる 1 層目のチェック、レベリング
- カメラの性能アップ 1080p 30fps に
- AI が印刷失敗を検出し自動停止
個人的に課金してまで欲しい機能ではなかったので、P1S を選びました。
買うまで不安だったところ
LCD の操作パネルが使いやすいのか
特段不便を感じることはありませんでした。そもそも、操作は PC から行うので、操作パネルに触る機会はほぼありません。むしろシャレオツなデザインで良き。
カメラのフレームレートが 0.5 fps な点
個人的には正常に印刷出来ているか分かればいいので、問題ないです。
SD カードは付属するか
32GB のマイクロ SD カードが付属していました。
添い寝できるか
出来ません。(個人差アリ)
印刷中、常にネットワークに接続する必要があるかどうか
印刷開始時に接続されていれば大丈夫でした。印刷データを送信すると、プリンター内の SD カードにダウンロードされ印刷されます。
追加で買ったもの (オススメ)
コンセント変換アダプタ (3P > 2P)
付属の電源ケーブルのプラグは、アース付きの 3P プラグです。
印刷中かなり振動します。
造形物の底面がトゥルトゥルになります。スティックのりが不要です。(PLA の場合)
AMS に入れる乾燥剤です。ゴリゴリ湿気を吸ってくれます。
注意点
- AMS は紙製スプール非対応です。
- TPU 等の柔らかいフィラメントも非対応です。AMS を使わず、外部から供給すれば使えます。
- カーボン強化フィラメントは使えません。追課金が必要。
おわり
今までの 3D プリンターとは一線を画すようなプリンターだと思います。デザインや機能的に、もはや工作グッズではなく、家電に近いような印象を持ちました。
この機種は AMS 付きで 16 万弱ですが、他にも 7 万円弱で買えるものもあります。是非一家に一台どうでしょうか。(※ステマじゃないよ)
ご覧頂き有り難うございました。